やここ@ゆるゲーム実況

ゲーム好きだけどプレイはへっぽこです

【JUDGE EYES:死神の遺言】スマヲタとしてのクリアした感想

f:id:yacoco119:20190311005629j:plain

うわさの看板と


ファンクラブに入っているようなファンは、木村拓哉氏をほぼキムタクとは呼びません。なかには呼ぶ人もいるとは思いますが、わたし自身は会ったことがないです。 わたしはゲームが好きなスマヲタですが、1番の推しは慎吾ちゃんなので、木村くんに関しては「ファン」と「木村くんをキムタクと呼ぶ世間の人」の間くらいの立ち位置だと思います。

この記事は、ジャッジアイズというゲームに出演した木村拓哉くんにまつわる個人的な思いを書いています。

ジャッジアイズが創った新しい価値観

木村くんがゲームに出ると聞いたとき、「木村くん、新しいことやるんだ~」という感じであまり驚きはありませんでした。わたしのなかでは、来る者拒まずというか、新しいものを受け入れるのに抵抗がない人だという印象が強いので。5人(6人)のなかで先陣を切ることが多かったというのもあります。ライブで花道を走るとき、先頭で風を切っていた姿がなつかしい。

 『ジャッジアイズ』が発売されてからは「キムタクがコンビニで暴れてる!」「キムタクが人妻ヘルスに!」などなど「今まで見たことのないキムタク」が話題になっていました。そのたびに世間が木村拓哉がどんなふうに見られているのか、わかってきたような気がします。

news.denfaminicogamer.jp

この記事中にある「架空の町でキムタクを動かせるのは、ただただ理由もなく楽しいのだ」という感覚は、残念ながらわたしにはあんまりわかりませんでした。ただ、わたし自身はあまりゲームがうまくないので、ミッションでヘマをするたびに「木村くんはもっとカッコイイのに、カッコよくできなくて申し訳ないな」とは思っていました。

『ジャッジアイズ』をプレイしてて思ったのは、こういう「おもしろさ」や「申し訳なさ」は、八神くんが木村くんにしか見えないからこそ発生するものなんだな、ということです。少し前に、木村くん自身が「何をやってもキムタクだと言われる」と番組で口にしていました。これについてはたくさんの人がさまざまな意見を持っていると思いますが、完全に役になりきる「憑依型」の俳優さんが高い評価を得ることの多い現代ではおそらく、マイナスの意味合いが強いものでしょう。

そんななかで『ジャッジアイズ』は、ゲームという本人的に未開拓のジャンルで「何をやってもキムタクに見えるからこそおもしろいし魅力的なのだ」という新しい価値観をあっさりと創りあげました。

実際、「何をやっても」の部分がこんなふうにエンターテイメントにできてしまうなんて、誰か想像してたんでしょうか?八神くんの見た目が木村くんだから、こんばんワイフでヘルス嬢を待ってるだけで話題になる。本人がやりそうにないから。

ここまでくると、現実に存在してる木村拓哉という人がファンタジーで、架空の場所である神室町のほうが「こういう街あるよね〜」と現実味があるように感じられるのがすごくおもしろい。架空の中に実在の人物を放り込んでいるのに、架空のほうが地に足がついているように見えてくる。これはゲームを作る技術の進歩と木村拓哉が持つキャラクターが起こした化学反応の大勝利といえるのではないかと、個人的に思います。

キムタクはキムタクとして愛されてた

わたしは『ジャッジアイズ』をプレイしながらそれをリアルタイムで配信していました。そこで、木村くんを「キムタク」と呼ぶ世間の方々からもキムタクとして愛されてるんだなぁというのがわかったのは、大きな収穫です。

冒頭にも書いたように、これまで、木村くんをキムタクと呼ぶ人は木村くんをそんなに好きじゃない人という固定観念があったのです。

でも、「好き」や「好意」の形はひとつじゃない。ひとつのアイコンとして定着した「キムタク」を見る目は思った以上に温かかった。『ジャッジアイズ』をプレイしたことがきっかけになって木村くんの出演する映画を観にいった、なんて話を聞くと本当にうれしかったです。

木村くんは何をやるにも本気で、カッコよくて、おもしろくて、熱い

『ジャッジアイズ』にはおもしろいだけじゃなくてカッコいいシーンもいっぱいあって、SEGAには感謝しかありません。スケボーで疾走するシーンがあるのはファンサービスなんでしょうか。(彼らはその昔、スケートボーイズというグループでスケボーに乗っていたのだ。)

八神くんと木村くんには「やることに手を抜かない」という共通点があって、本当に木村くんご本人を見ているようでした。八神くんをこういうキャラクターにしたSEGAのチームよ、ありがとう。エンドロールを見ながら、ああ、わたしはかっこよくてまっすぐでやさしくて熱い木村拓哉を見たかったんだなぁ、としみじみしました。

ファンはいつだって彼らのかっこいいところを見たいものなんだよ。

 次回作があったらうれしい

 『ジャッジアイズ』はかなり評判がよく売れ行きもいいみたいなので、続編とかシリーズものとかで展開してほしいなあ、と思います。東くんや海藤さん、星野くんたちにももっと活躍してほしい。弁護士に戻らなかったのは次回作への布石なんじゃないかとちょっとだけ期待しています。

このゲームがヒットしたことで、芸能人やタレントを起用した「本気の」ゲームは増えてくるんじゃないでしょうか。人選は難しいだろうけども。